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JAS認証取得のメリット

① 基準を満たす品質を維持している事業者であることを、国が認めた第三者機関が保証

認証の基準を満足する製品であることが保証され、消費者は安心してその製品を購入することができます。

② 商品の差別化ができる

商品にJASマークを付与することができるようになるので、消費者への商品選択及びアピールに役立ちます。

③ 全国的な取引に有効

JAS規格は、基準が明確で全国共通のルールで運用されているので、取引先への説明が容易です。
また、国が定めた基準の施設及び品質管理を満たすことで、体系的な品質管理ができ、透明性及び安定した生産・品質管理が可能となるので、「取引先からの信頼確保」につながります。

④ 第三者機関による監査を定期的に受けることで、外部からの品質管理体制のチェックが図れる

品質管理体制を外部から定期的に確認することによって、効果的な改善が可能になります。


JAS認証のための事前準備

STEP 1 JAS規格の制度について、理解しましょう!

日本農林規格等に関する法律(以下「JAS法」という。)に基づくJAS制度は、食品・農林水産品やこれらの取扱い等の方法などについての規格(JAS)を国が制定するとともに、JASを満たすことを証するマーク(JASマーク)を、当該食品・農林水産品や事業者の広告などに表示できる制度です。
JAS制度において定められているマークは以下に分類されます。

◎当協会が認証を行っているJASは、食用植物油脂の@標準化を目的として制定されたマークとなります。

① 標準化を目的として制定されたJASを満たすものに表示できるマーク






② 有機JAS(有機農産物、有機加工食品、有機畜産物、有機飼料)を満たすものに表示できるマーク






③ 相当程度明確な特色があるJASを満たすものに表示できるマーク




④ 登録標章

平成29年度の法改正により対象となった試験方法のJASを満たして行われた試験の証明書に表示することができます。







JAS規格の制度を理解するために以下については、必ず確認してください。
・食用植物油脂の日本農林規格(以下「JAS規格」という。)
・食用植物油脂についての取扱業者の認証の技術的基準(以下「認証の技術的基準」という。)
 ※認証の技術的基準には認証取扱業者が守るべき基準が記載されています。
・格付の表示の様式及び表示の方法
◎JAS制度に関する資料は、農林水産省のHPで公表しておりますので確認してください。(http://www.maff.go.jp)

STEP 2 組織、施設などが「認証の技術的基準」を満たしているかを確認しましょう!!

食用植物油脂についての認証の技術的基準を確認して、組織(要員の資格等)及び管理システム、施設が基準を満たすことができるかを確認してください。

STEP 3 食用植物油脂の登録認証機関を選択し、認証取得に必要な書類及び講習会の受講について確認しましょう!!!

登録認証機関は、農林水産省のHPで公表しております。
認証の手順、必要書類、講習会の実施日、認証手数料等の詳細について、情報を取得してください。

STEP 4 認証取得に必要な講習会を受講しましょう!!!!

認証の技術的基準に定める品質管理責任者や格付担当者等は講習会の受講が必須条件となっております。
申請の前に該当する登録認証機関の指定する講習会を受講し、資格を有する必要があります。
なお、講習会は実施時期が決まっておりますので、余裕を持って確認してください。

STEP 5 申請に必要な書類を整備し、認証機関に提出しましょう!!!!!

申請書の様式等を登録認証機関より取り寄せ、添付書類等を整備し、提出してください。
申請する際は、「認証申請書及び提出書類リスト」を確認し、提出してください。


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JAS認証取得までの流れ

STEP 1 書類審査

提出された申請書が「認証の技術的基準」を満たしているかを確認します。

STEP 2 実地調査

認証を受けようとする取扱業者の工場または、ほ場等の現場へ赴き、提出された内容と合致しているかを確認します。
また、提出された品質管理及び格付に関する内部規程の運用を行っており、基準を満たしているかを審査します。

STEP 3 製品検査

認証を受けようとする事業者の工場または、ほ場等で製造されてた製品を検査し、「JAS規格」に合致しているかを確認します。

STEP 4 判定

書類審査、実地調査、製品検査の結果から判定委員会を開催し、「認証の技術的基準」を満たしているかを審議・判定します。

STEP 5 同意書の取り交わし

判定の結果、基準を満たしていると認められた場合は、認証取扱業者として遵守すべき事項等について、登録認証機関と契約を取り交わします。

STEP 6 認証書の交付

契約を取り交わした取扱業者は、「認証取扱業者」として、登録認証機関より「認証書」を交付します。

STEP 7 JAS製品の流通

認証取扱業者として、JASマークを付与した製品の販売・流通ができるようになります。

◎ 審査期間(目安)

認証書を提出してから、認証書の交付までに要する期間は、取扱業者の場所及び規模等によっても異なりますが、審査過程において、不適合等がなく順調な審査が行われた場合、約3ヶ月としております。

◎ 認証までに要する費用(目安)

申請書の提出までの準備として、講習会の受講料が発生します。
また、審査に必要な手数料として、認証申請料、実地調査のための諸経費(交通費等)、製品検査料が発生します。
認証を受けようとする工場または、ほ場、JASマークを付与したい製品の種類によっても異なりますが、日本国内で精製大豆油となたねサラダ油の認証を受けようとした場合、認証取得までに要する費用は、約25万円となります。


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JAS認証後の運用

STEP 1 格付のための検査の選択

JASマークを付与した製品の流通には、法律で定める頻度で検査を行う必要があります。
検査は、取扱業者が自ら行う場合と第三者検査機関による検査の委託を行うことができます。
食用植物油脂の認証工場は、全て第三者検査機関による検査を実施しています。(令和6年4月現在)
自ら格付のための検査を行う場合には、技能講習等行うべき事項が追加されますので別途ご相談ください。

STEP 2 JASマークを付与した製品の流通

法律で定める頻度による検査によって、「JAS規格」に合致していることを確認した後、製品の流通を行います。

STEP 3 定期的または、不定期な実地調査

登録認証機関の審査員が定期的または、必要に応じて取扱業者の工場または、ほ場等の現場へ赴き、認証の技術的基準通りの運用が行われているかを確認します。

STEP 4 定期的または、不定期な製品検査

登録認証機関が無作為に選定したJASマークの付与された製品を検査し、JAS規格に合致していることを確認します。

STEP 5 判定

書類審査、実地調査、製品検査の結果から判定委員会を開催し、継続的に「認証の技術的基準」を満たしているかを審議・判定します。

STEP 6 通知書の交付

判定の結果、継続的に基準を満たしている取扱業者に、登録認証機関より「通知書」を交付します。

◎ 維持に要する費用(目安)

認証の維持には、格付のための検査を自ら行わない場合の検査料、定期的な実地調査及び製品検査料等の費用が発生します。
認証取扱業者の維持に要する費用は、認証を受けている工場または、ほ場の場所、JASマークを付与している製品の種類、格付のための検査を自ら実施しているかどうか等によっても異なりますが、日本国内で精製大豆油となたねサラダ油の認証を受け、格付のための検査を第三者検査機関へ検査を委託している場合の認証の維持に要する費用は、年間約100万円となります。


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  • 品質管理責任者、格付担当者、格付責任者の資格取得のための講習会
  • 一般社団法人日本農林規格協会(JAS協会)が主催する一般講習会と当協会が主催する専門講習会を受講する必要があります。

    令和6年の専門講習会を以下の日程で開催いたします。
    日時:令和6年9月19日(木)〜20日(金)
    場所:Web開催

    専門講習会については、当協会へお申込み下さい。
    一般講習会については、JAS協会または当協会へお問合せ下さい。